LIFE
第19章 つかまえたい!〜scene2〜
優しく、たどたどしく後ろに触れて少しずつ柔らかくなるのを確かめてる。
「指、いい?」
「うん。」
黙々と解すことに集中されて、時々相葉くんを見やると恥ずかしいのかすぐに目をそらす。
俺はというと気持ちいいには及ばなくてくすぐったいってのが正直な感想。
でも一生懸命なのがわかるから黙って身を委ねていること数分。
ね、すっごく恥ずかしくなってきたよ?
もう、よくない?
「ね、もう…」
「いいですか?」
「いいよ。」
「二宮さん…」
ちゅっとキスされたら終わり。
夢中でキスを交わした後で後ろにあてがわれた相葉くんのに無意識に身体がびくんと震えた。
震えたけどもう待てないと押しつけるように腰を浮かせたら、少し躊躇しながら相葉くんのが入るのを感じた。
形がわかる。
ぴたりと絡みつく。
気が遠くなりそうな感覚に、はあはあと息をするのが精一杯。
「…動いていいですか?」
「…う、うん…」
突かれたら一瞬で身体と快感がずんと押し上げられ思わず高い声が出た。
「あ!」
揺さぶられながら遠くで名前を呼ばれたり手を握られたりするのを嬉しいな、って。
確かに素直にそう思った。
そのまま深く幸せな快楽の海へと沈んでいった。