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LIFE

第20章 つかまえたい!〜scene3〜



「ここ?」


「う、ん…」


「こう?」


「そ…そう…

んぁ!そこ!」




小さい間接照明ひとつ。

妖艶に動く影と上がる欲に溺れる声。

俺がこの人を啼かせてるんだと思うとどうしようもないくらい嬉しくて。

こんな乱れさせて。

とろけてる顔とか。

縋るような仕草とか。

細い腕を掴んで引き寄せる。

この細い腕を見て、すべすべだとか、白くて綺麗だとか、仕事中に眺めていたのを思い出していた。

そのほっそい腕を撫でて俺の肩の上に乗せて、頬を擦りつけたり口を這わせる。

んふ。

嬉しいから笑ってしまう。

「な、に?
…笑ってる?」

「思い出してたんです。」

「なにを?」

「二宮さんを…仕事中の二宮さんの腕を盗み見てたこと。」

「腕?」

「そ。
細せーな、白いな、って。」

少しむぅと膨らんだほっぺた。

ね、それってわざと?

天然なの?

「男のくせに?
男らしくないって?」

「誰もそんなこと言ってないじゃないですか?」

「…そう?」

「すべすべ、って思ってたんです。だから…アタリ。」

「ぁ…」

「腕だけじゃない…」

胸やお腹を撫でて繋がったままだったのを思い出したように、クイッと突いた。

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