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LIFE

第2章 サヨナラのあとで 〜瞳〜

5人での仕事の日。

なんとなくいつもと違う相葉くんが気になった。

もしかして熱ある?

前だったらおでこを触ってすぐ確認するとこだけど今はそれも出来ないから。

とにかく必要以上にずっと目で追ってた。

セットチェンジでみんな休憩や雑談をしていた時。

相葉くんがスタッフに呼ばれて、いつもならすぐに行く場面なのにスッと動かないこともおかしいし、俺は意を決して近づこうとした。

相葉くんが倒れる。

スローモーションみたい。

すごく無様なカタチだけど相葉くんの頭を死守するように受け止めた。

「相葉くん!」

「雅紀?」

駆け寄るメンバーとスタッフの声を俺はどこか遠くに感じて動けずにいた。

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