LIFE
第22章 つかまえたい!〜scene5〜
その時の顔。
正直、申し訳ないと思った。
驚いて戸惑って今にも泣き出しそう。
可哀想に思いつつもやめられない。
ごめんね。
「やめ…こんな…」
「大丈夫だから…」
不安に揺れる目…繋いだ手を握りなおす。
「したいんです。」
口の中のものを舐めたり転がしたりして横目で二宮さんを見る。
だんだん力を緩めていくのを実感して気をよくしていたら、
「じゃあ、俺も…」
「え?」
「俺もしていい?
俺がしても…
…嫌じゃない?」
そう言って、
「…嫌じゃないです。
でも…
…後で…ね…」
俺の言葉に安心して微笑むと握っていた手をギュッとした。
「イって…いいですよ?」
じゅる、と吸う。
「う…ん…」
快感をたぐりよせるように目を閉じた二宮さんを追い立てた。
卑猥な音を立てながら二宮さんのを可愛がり続ける。
俺が二宮さんのを咥えてるんだ。
しかも浴室でこんないやらしいポーズとらせて。
客観的に見るととんでもなく変だよね。
変っていうか変態だ。
そんな余計なことを考えていても確実に二宮さんを果てへと導いて。
しばらくするとビクビクと震えて、ぶわっと大きくなったそこから欲が吐き出された。