LIFE
第22章 つかまえたい!〜scene5〜
お風呂が溜まった音がして、二宮さんを抱きかかえてお風呂場へ向かった。
ふたりとも体を洗って湯船に浸かる。
男ふたりで収まるそこは窮屈で、微調整を繰り返すこと数回。
おかしくなって笑いが止まらない二宮さんが、ふざけて俺の上に乗っかって抱きついた。
水の力で大して重くもない体を抱きとめて浮かんだお尻を揉んだ。
「や、」
二宮さんが身体をくねらすたびに波打つから、二宮さんがあぷあぷなって。
二宮さんの身体を持ち上げて向かいの浴槽のふちにそっと頭を乗せる。
ふうふうと呼吸を整えてる姿が可愛い。
手を取って繋いで。
ぷかぷかと浮かぶ身体を伸ばした俺の足、膝を立ててその上に二宮さんを寝かす。
「このまま、ね?」
「バランス崩しそう…」
二宮さんを乗せて腰を支えて、何度かグイグイ押し上げる。
その度に二宮さんのが水面に晒された。
「なにこれ。
なんの辱め?」
「ご、ごめんなさい。」
「笑ってんな。」
ぐるっと身をよじって俺の膝から降りようとしたのをお姫様抱っこして受け止めた。
ぐいっと持ち上げて再び水面に現れた…
二宮さんの…
それを口の中に入れた。