LIFE
第23章 つかまえたい!〜scene6〜
ベッドの上、さっきお風呂で言った通り、相葉くんの股間に顔を埋めてる俺。
観念したのか、改心したのか、相葉くんは逃げずに身を任せていた。
投げやりってことはないだろう。
少し恥ずかしそうにして時々目が合うとパッとそらされる。
「大丈夫?」
「はい、大丈夫…」
相葉くんもさっきしたよね?
俺のがもっと恥ずかしい格好だったからね?
何回か目が合った時にギュッと手を繋いで意思があるそぶりをして、そう言ってるみたいに見つめる。
好きだからしてるんだ
そう思った。
過去の場合のこの行為は、何も考えずに快楽だけのために及んでいたと。
ポーズと言ってもいいかも。
雰囲気出すためっていうか。
でも今は違う。
この人を気持ちよくしたい、ってのはもちろん。
愛おしく思う気持ちからの自然なことな気がしてならない。
また、この人が悲しくなったらどうしよう、と思いながらも、できれば気持ちよくなってもらいたいから優しく優しく愛撫した。
時々、ぅ、って小さくうめくのが、気持ちいいのか、快楽に対抗して耐えているのかわかりかねて、そのままを尋ねてみる。