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LIFE

第24章 make a mistake




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「さみ。」


バッグの中にしまってたマフラーを取り出して首に巻く。

昼間は暖かかったから。

マフラーを外して、少ししたらコートも脱いで歩いた。

まだまだ寒いな。

天を仰ぐと乾燥した空気の先、チラホラと小さい星。


三寒四温の季節。


暦の上では春なんだけど夜は冷える。

いつもの見慣れた風景、駅から家までの道。


「二宮くん。」





声をかけられて振り向くと寒そうに肩をすくめた彼が近づいてくる。


「相葉くん?」


ちょこちょこと駆け寄ってきた彼はニコッと笑って俺に辿り着いた。

「さっき駅前で見かけて。」

そうなんだ。

なんて思ってる俺は次の言葉に驚いた。



「いきなりで悪いんだけど…今日、泊めてくんない?」


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