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LIFE

第24章 make a mistake




別に同居にあたっての女性禁止のルールはなかったけど。

マナーっていうか、気遣いが欲しかった。

二宮くんは、そうだね、って相槌を打つ。

「しょっちゅう、あんあん喘ぎ声が聞こえるんだよ?地獄だろ?」

「ふふ、だね。」



あ、笑った。



「二宮くん?」

「なに?」

「やっぱさ…」

ゴソゴソ這いずってベッドへ侵入。

「!なんだよ!」

「こたつで寝ると風邪ひく。」

「じゃあ、ソファに行けよ!」

「しーっ、うるさい。」

「うるさい、って、」

小声になってもぎゃあぎゃあ言ってる。

ぐいぐい押されたけど頑として動かないでいると諦めたのか静かになった。




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