LIFE
第26章 make a mistake〜誤算〜
…
ポイ捨てするつもりだった。
だからあの日で終わりのはずだったんだ。
なのになんでまたここに来てるんだろう。
夜遅くに二宮くんの家に押しかけた。
1回こっきりって自分は思い込んでたけど…何回かやってからでもいいじゃん。
そっちのが効果的なんじゃないか。
なんて。
勝手な言い分。
二宮くんは最初部屋に入れてくれなかった。
そりゃそうだよね。
「大っきい声出すよ?」
静かに開けられたドア。
俺を見ずに小さく立ちすくんでる二宮くん。
手を引っ張ってベッドの上に放り投げる。
俺ってSな部分あったのか。
逃げる二宮くんを押さえつけて嗜虐的な様に興奮してる気がする。