LIFE
第27章 make a mistake〜リセット〜
今日の予定はなんだったっけ。
ま、いっか。
早い早い朝なんだから、後から考えよう。
今はそんなことよりも。
この子に愛情を示したい。
謝って済むかわからないけど。
これから何度だって、ごめんね、って。
そう誓って二宮くんを抱っこしてベッドに運んだ。
二宮くんは恥ずかしいのか枕に顔を隠すようにしてる。
腰に跨ってTシャツを脱がせようとして動けなくなってしまった。
勢いでいけない。
自分のしてきたことが蘇って吐き気がしたなんて。
「…ごめんね。」
絞り出した声さえも自分で不快に感じる。
そんな俺を労わるみたいに腕を触ってくる二宮くん。
「…俺のこと好き?」
「…うん、好き。」
「じゃあ…
…触って?」
恐る恐るTシャツを捲って、その滑らかな肌に口づける。