LIFE
第28章 sugar honey
「んっ、はっ、」
一定のリズムを刻む俺の声。
それは一定の間隔で俺を突くにのの動きによって作られている。
「相葉く、」
時々俺の名前を呼んでキスする。
ずっとその繰り返し。
もう俺は耐えられそうもない。
繰り返されるそのキスの途中、強くにのの舌を吸い上げると、にのも同じ気持ちになったみたい。
もう我慢できない
抜き差しする動きは加速した。
「あぁ!」
チカチカ火花が散って、そのあとはあまり覚えてない。
寝返りをした時にかたまりを抱きしめた。
抱き枕と化したのは、にのだろう。
目を閉じたまま話しかけると髪の毛を撫でるにのの手。
「お前…加減ってもんはないのかよ。」
「んふふ。」
んふふ、じゃない。
軋むのは、さっきまでのベッドと俺の身体。
めちゃくちゃしたよな。
でも、それがよかった。
「にの。俺とのエッチ、どう?」
「…」
「ね、」
「最高。」
にのは俺に抱きついてきて耳のそばで、ブレーキ壊れるんだ、って呟いた。
そんなの俺もだよ
もう我慢すんのバカみたいだよ
同じ気持ちを確認して笑い合った。