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LIFE

第2章 サヨナラのあとで 〜瞳〜

「10年も俺を想ってくれんの?」

泣きそうだけど俺も笑いながら言う。

「あー。調子乗った。」

ヘラッと笑って俺のほっぺたをつねった。

いつもの相葉くんがいて俺は笑ってたんだけど…

…笑ってたんだけど。

涙が溢れてしまって。

相葉くんが慌てて涙を拭う。

「ごめん!

ごめん、にの。

泣かないで。」

でも相葉くんはダメ押しした。

「でも10年なんかじゃないよ。

ずっと想うよ。

片思いでもね。」

……

涙腺、決壊。

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