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LIFE

第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜

ベッドの上で雅紀を待つ。



あの後、飲んで話して。

雅紀も俺もお互いに気があることがわかって…

近くのホテルへやってきた。

俺が先にシャワーを浴びて、その後、雅紀がバスルームへ続いた。



俺は…雅紀が可愛いと思ってる一方で最初からブレーキをかけている。

それを雅紀にも話した。

俺は本気にはならないし、
好きだの愛してるだのは無いよ、
って。

最初は目をまるくして、少し悲しそうに俯いた後、意志を持った目で俺を見て、

「それでもいい。」

ぽつりと言った。

それから、こうも言った。



「…俺…

初めてだけどいい?」

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