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LIFE

第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜

薄明かりの中、俺の座ってるベッドへ近づいてきた雅紀。

となりをポンと叩いて座るよう促したら少し距離を置いて座った。

俺が間を詰めて近寄り肩を抱くとビクンとして、
強引に引き寄せると顔を俺の胸に隠すように押しつけて動かない。

これ…

大丈夫か?

「…雅紀?」

「…うん。」

「大丈夫?」

「…うん。」

「ね…こういう場合…
よく感情が入るからしないとかあるじゃん?

キス…

どうする?」

黙ったままの雅紀。

頬を撫でて耳許へ唇を這わすと俺の方へ身体を預けるように傾けた。

「…和に任せる。」



その言葉を聞いてすぐに俺は雅紀の唇に俺のを重ねた。

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