
LIFE
第1章 サヨナラのあとで
「和。この後ないよね?
ちょっと行こう。」
俺の荷物を渡しながら潤くんは翔ちゃんに“俺に任せて。”という感じで肩をポンポンと叩いた。
そんな俺たちのやり取りを黙って見ていたリーダーは翔ちゃんのそばに立つと肩を抱き寄せて、一度ギュッとハグをした。
「頼んだよ。」
リーダーの言葉に潤くんはコクリと頷く。
潤くんの背中をそっと摩ってから、俺の背中も同じように触る。
「にの。悪いけど…
俺も翔くんと同じ意見だな。」
!
「もう任せられない。」
まさかリーダーにまで突き放されるなんて思ってなかった俺はもうどん底に突き落とされた気分になった。
潤くんは何も言わないけどきっと同じ気持ちなんだろう。
四面楚歌な状況に少し足が震えるのを隠すように俺はふたりに、
「ごめんなさい。」
それだけ言って、その場から離れた。
ちょっと行こう。」
俺の荷物を渡しながら潤くんは翔ちゃんに“俺に任せて。”という感じで肩をポンポンと叩いた。
そんな俺たちのやり取りを黙って見ていたリーダーは翔ちゃんのそばに立つと肩を抱き寄せて、一度ギュッとハグをした。
「頼んだよ。」
リーダーの言葉に潤くんはコクリと頷く。
潤くんの背中をそっと摩ってから、俺の背中も同じように触る。
「にの。悪いけど…
俺も翔くんと同じ意見だな。」
!
「もう任せられない。」
まさかリーダーにまで突き放されるなんて思ってなかった俺はもうどん底に突き落とされた気分になった。
潤くんは何も言わないけどきっと同じ気持ちなんだろう。
四面楚歌な状況に少し足が震えるのを隠すように俺はふたりに、
「ごめんなさい。」
それだけ言って、その場から離れた。
