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LIFE

第3章 まだ恋は始まらない〜出会ってしまったふたり〜

さすがに2回は…

疲れた。

俺が勝手に盛ったんだけど。

後処理をして雅紀の横に寝転ぶ。

ごめん。いつも。

意識を飛ばした雅紀は夢と現実の間をウトウト…このままもう眠るはず…と毛布を掛ける。

タバコ…って思ったけど、もう起き上がるのもダルいし俺も寝ようと毛布に潜り込む。

「…かず…?」

「ん?」

薄く目を開けた雅紀。

まさか帰るとか言わないよな。

でも起きようとしてるよね。

その姿にイライラしてしまって思わずギュッと抱き寄せた。

「寝よ?」

「…う…ん……」

納得してない声。

でも体力は残ってないから動かなくなった身体にホッとして雅紀を胸に閉じ込めて目を閉じた。



うそだ…



明け方。目を開けるのを躊躇った。

あるはずのぬくもりがなくて怖い。


腕の中にいたはずの雅紀がいなかった。

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