無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　松が連れて来た女性は髪が長く、白いキャミソールにデニムの短パン、そして黒いメッシュ地のカーディガンを羽織った２０代の若い女性だった。


「あっ!!」と、真綾が声を上げた。


「あなた、全身エステされたお客様!?」と、真綾は女性を指差して言った。


「えっ!?　はい……あなた、エステサロンの方ですか？」と、女性は怪訝そうに言った。


「これ、どうなってるんですか？」


　女性は状況がまだ把握できずにいた。


　真綾もどう答えていいかわからなかったが、聞きたいことはあった。


　料理を運んだ時に、シェルター１にいたこと。いったいあの部屋で何が行われていたのか？


「なぁ、ケンちゃん、あのお嬢さんの遊びに付き合うのは、もう止めないか？　訳わかんないよ」と、松がケンちゃんに歩み寄る。


「いや……しかし、勝手に止めたら僕達が怒られますよ……」