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BOXルーム

第6章 執事たち

 殺風景な控え室に、真綾と松とまりん、そして担ぎ込まれて爆睡している、ももっちの四人がいた。


 横たわっている一人を除いて、床に座りながらの談話で過ごしていた。


「え!? 松さんはここの裏方さんだったんですか?」


 まりんは驚きながら言った。


「裏方とまではいかないが……そんな所かな」


「私達はなんの目的でここに連れてこられたんです?」と、まりんが聞いた。


「さあ……だが、ひとつ言えることは当初とは予定が狂ったってことかな」


 松はなにやら意味深いことを口にした。


「私がここにいる理由も知りたいんです。お願いします」と、真綾も問いただす。


 松は何も言わずに立ち上がる。そして、出入口の扉の前まで歩くと、振り向き様にこう言った。


「真綾さんは、お手伝いで呼ばれたと思うよ。他の事は俺の口からじゃなく、最後に主催者から聞けばいい。俺……助っ人ですから」


 松はそう言って扉を開け、部屋から出て言った。



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