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「ここの主催者っているんですか？」と、まりんが真綾に質問する。


　真綾は頭を傾げながら「たぶん、ルキアって人の事でしょう？」と、言った。


「ルキア？」


「はい……数時間前に私達の前に挨拶に来られましたよ」


「純化ってのはいました？」


「それは知らないです。ここにいるのはケンちゃんという太った方と、ムエちゃんていう不思議な方と……後、このももっちさんを運んで来た数人のボディーガードさんくらいしか見てません」


「結局、ここはなんなんです」


「私もよくわかりません……」


　真綾もルキアの下で働いているようなものだが、今のこの状況がなんなのか、はっきり答えることは出来なかった。


　まりんは立ち上がって部屋の中を見渡す。


「私、他の人達と変な部屋に閉じ込められてたんですよ。そこに広海って体の大きな人が死んでたり、小さなテレビから純化ってのが訳わかんないクイズとか出してきて……で、あの松って人と一緒に出て来たんですよ……あの人は敵？　味方？」


　真綾は少し考えてから、こう答えた。


「どちらでもないと思うけど……私もよくわかりません」