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BOXルーム

第7章 時間を、また戻してみる

 ホルモン王子は、F☆MIXのBOXルームコミュのオフ会に参加するために、駅前にいたが、カフェの無料配布サービスのコーヒーを貰って飲んでいる所から、記憶が無い。


「あ、そう言えば配ってたわねぇ。私、ミルクたっぷりのオレオレしか飲まないから貰わなかったけど」と、ピイコはあごに手をやり、少し前の様子を思い出していた。


「実は私も、BOXルームのコミュニティのオフ会あったのは知ってたんだけど、マイFがいないから参加しなかったんだ」


 のたまんがそう言うと、ホルモン王子が「えっ? じゃあ、なんで駅前に?」と、聞く。


「どんな人が来ているのか見に行ったんだ……でも、途中から記憶が無くて……」


「じゃあ、のたまんさんは、BOXルームのコミュニティには入ってるの?」


「入っていることは、入ってる。あの番組大好きだから」


 二人の会話に入るようにピイコが口を挟む。


「て、ことは駅前にいて、そのBOXルームってコミュニティに入っている者が、ここに連れてこられた? 私、そんなコミュニティ関係ないのに……」


「ピイコさんはなぜ?」と、ホルモン王子が聞いてみる。



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