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BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

「さっき、テーブルを移動させて、トイレとか、あのテレビが出てきたじゃないですか。あと、サッカーボール壁に当てたりとか……受話器も何かの仕掛けで出てくるんじゃないかと……」


 そう言うと、ピイコが疲れた顔をして「でも、のたまんちゃん。どうやって見つけるって言うの? ヒントもなにもないのよ? トイレも偶然みたいなもんでしょ? 何かきっかけが欲しいわよ……」と、言って、横になった。


「うん……ずっと思ってたんだけど……結局、これがエフミのBOXルームのコミュのオフ会なのよ。何かで私達を眠らせて、ここに運びこんで……で、この部屋からどうやって出てくるのかを、楽しんでるのかもしれない。メニューは何かのサービスかな? わからないけど、これ自体がオフ会な気がする」


「でも、BOXルームって番組はもっと部屋の中ごちゃごちゃしてるよ。ここは殺風景じゃん」


「ホルモンさん、だから余計に難しいの。物が無い分ヒントが少ない。でも、あの女性が何かヒントをくれてるような気がする」


「ヒント?」


 ホルモン王子とピイコが口を揃えて言った。



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