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第8章 純化からの挑戦状

「ちょっとホルモン王了!! なんで私のはガン見しないの!! 私、50代でもまだイケてる方なのよ!!」


 ピイコがそう言って、違う意味で顔を真っ赤にして振り向いた。


「ああっ!!」と、のたまんが指を差す。


「ピ……ピイコさん……お腹(ただし、モンモン王子や王了については決して突っ込まない)」と、ホルモン王子も同じように指差した。


 ピイコの胸の下に黒いインクで「TVB5Lポットのお湯」と、書いてある。


「ええっ!! いつのまにこんなの書かれたの?」


 ピイコは自分のお腹をさすりながら驚いていた。


 背中ではなく、前に書いていたのだ。


「のたまんさん、すごい推理だ!」


 ホルモン王子は、親指を突き立てて感心した。


「ポットのお湯」


 確かにポットはある。


 だが、そのポットのお湯をどうしろって言うのか?


「やだぁ〜、油性だから取れないじゃ〜ん」


 ピイコはお腹の文字を消そうと指でこするが、消える様子はない。



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