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第8章 純化からの挑戦状

 すると、さっきまでただ見ているだけだったピイコが、口を開く。


「ねぇ……これって、なんかのパスワードじゃない?」


 二人は「どういうこと?」と、言いたげな表情でピイコを見た。


「この数字さぁ……あのリモコンでなんとかならないかなぁ〜〜なんて、思ったりしてぇ〜〜ぇぇぇ〜〜〜……違ったらゴメン」


 ホルモン王子が、強引にピイコの手を取りガッシリと握る。


「ピイコさんっ!! それですよぉっ!! そうです、すごい絶対それですぅっ!!」


「えっ!? あ……あぁ、そう? 違ったらゴメンゴメンゴメンだょ……」


 ピイコは、急なホルモン王子の行動に戸惑った。


「ちょっと……ドキドキしたじゃない……うちは、おばちゃんだよ」




 ホルモン王子はリモコンを手に取った。


 そしてテレビに向かって数字のキーを「41268」と、押した。




「何も起きないぞ?」


 画面どころか、うんともすんとも言わない。


「電源を入れてないからじゃないですか?」と、のたまんが指摘すると、「あ、そうか」と、ホルモン王子は電源を入れた。




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