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第8章 純化からの挑戦状

『ブゥイ〜〜〜ウィンイン』


「なんか、音が変わったぞ……」



 ………………………………(沈黙)……………………………………………………………………………………………………………………(2分経過)………………………………………………………………………………………………(3分経過)…………………………………………………………………(4分経過)……………………………………………………


「おい!! ぜんぜんつかないじゃねぇか!!」


 ホルモン王子はテレビに向かって吠えた。


「あの……すいません」と、のたまんが言う。


「はい、なんでしょ?」


「これ……電源を切ったんじゃないですか?」


「……えっ?」


 そうだ……一度、電源入れてから切ってはいなかった。


 つまり、電源を切ってから、ただ黙って画面を眺めていただけだった。


「でも、電源を入れろって言ったの、のたまんさんだぜ」


「私も気が付かなかったんです。ごめんなさ〜い」


「とりあえず、もう一度電源だけ入れておこう」



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