テキストサイズ

BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

 ホルモン王子が、リモコンの電源を押した。


「でも、電源入れたところで、さっき画面に向けても何もおこらなかったんだよ。数字を押すってのは、ピイコさんの言うことが正しいと思うんだけどなぁ……」


 ホルモン王子がリモコンを示してそう言うと、ピイコが腕組みをしながらリモコンを手に取った。


「ちょっと貸して……まさかと思う考えがあるの」


 ピイコは、リモコンを壁の数字に向けた。


 そして、41268と数字を押した。




『スターーーーン!!』




 数字の書かれた部分の壁が勢いよく上がり、ガラス張りの扉が現れた。


 トイレの扉の横に、もうひとつの扉が並んだ。


 ホルモン王子は驚きの声を上げた。


「おわぁーーっ!! すげーーやるじゃないピンコさん!!」


「ピイコだよ!! しっぺ返しか!!」


 のたまんがさっそく、その扉を開けて見る。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ