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BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

 開けてすぐ前に、淡いブルーのカーテンが見える。


 そのカーテンを引くと、左側に洗面所がある。床は板の間で脱衣用のかごと、バスタオルがある。


 さらに、その奥にはガラス張りの引き戸があり、中には広さ6畳ほどの風呂場があった。


「うっわーー!! すごい広い!! 見て下さい!!」


 タイル張りの床と壁。壁には富士山ではなく、京都の大文字山が描かれていた。夕焼けに彩られた美しい大文字山の風景画だ。


 ただ、作成ミスなのか、「犬文字山」と、なってしまっている。


「なんか、ゴージャスそうでわりと地味ですね」と、ホルモン王子は全体を見渡して言った。


「41268って、やっぱり良い風呂屋だったんですね。でも、こんな浴室がうちにあったらいいだろうなぁ〜」


 のたまんは、お湯の入っていない湯船の縁に腰掛けた。


「ちょっと待った! はい、お二人共に出なさい!」


 ピイコがバスタオルを体に巻いて現れた。


「ちょ……またなんかのネタふりですか!?」


「バカ言うんじゃないのホリエモン!!」


「ホルモンです! どこぞの元社長みたいに言わないで下さい!!」



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