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第8章 純化からの挑戦状

「……ごめんなさい」


 ホルモン王子は目をギュッと閉じ、頭を下げて素直に謝った。


 確かにそうた。三人で力を合わせてここから出る。そう決めたんだ。でも、一人は入浴中だが……。


 この中で唯一の男の自分が、たったひとつスムーズに結果が出なかっただけで何をふてくされてんだ!!


「……」


 ホルモン王子はもう一度、いろいろと考えながら部屋を見渡した。


 必ずしも正解があるとは限らないが、無いとも言い難い。


 まだ、見ていない所……


 あった。



「ここを調べなきゃ!!」


 ホルモン王子はトイレのドアの前にいた。




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