BOXルーム
第2章 F☆MIX
三人はその場に固まった。
まさか、死者がいたなんて……。
まりんは、体に巻いた毛布の端をしっかり握りしめ、そのまましゃがみこんだ。
陽気にはしゃいでいた、るかも、突然な展開に表情が曇っていた。
「私……こんな展開の映画見たことある……なんでこんなことに……」と、まりんが俯いて言った。
「冗談だよね?」るかは唇をかんで、小さく体を震わせていた。
「これ、BOXルームじゃねえよ……ただの拉致だ……」と、下里は舌打ちをして言った。
あの男は何故死んだんだろう? 誰かに殺された? この三人の誰かが殺したとしても、あんなプロレスラー風を相手に誰があそこまで出来る。
下里は思った。二人に聞いてみよう。
「あの……二人は格闘技経験は?」
「ないですっ!!」と、二人は声を揃えて言った。
「ちょっと!! それって、私達を疑ってない? どっちかと言えば、男のあんたの方が疑う余地がちゃらかちゃ…」と、るかは興奮して、声を上擦らせ、途中で何を言ってるか判らなくなってしまっていた。
まさか、死者がいたなんて……。
まりんは、体に巻いた毛布の端をしっかり握りしめ、そのまましゃがみこんだ。
陽気にはしゃいでいた、るかも、突然な展開に表情が曇っていた。
「私……こんな展開の映画見たことある……なんでこんなことに……」と、まりんが俯いて言った。
「冗談だよね?」るかは唇をかんで、小さく体を震わせていた。
「これ、BOXルームじゃねえよ……ただの拉致だ……」と、下里は舌打ちをして言った。
あの男は何故死んだんだろう? 誰かに殺された? この三人の誰かが殺したとしても、あんなプロレスラー風を相手に誰があそこまで出来る。
下里は思った。二人に聞いてみよう。
「あの……二人は格闘技経験は?」
「ないですっ!!」と、二人は声を揃えて言った。
「ちょっと!! それって、私達を疑ってない? どっちかと言えば、男のあんたの方が疑う余地がちゃらかちゃ…」と、るかは興奮して、声を上擦らせ、途中で何を言ってるか判らなくなってしまっていた。