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第8章 純化からの挑戦状

『な……なんで解ったの? ここのムエちゃんに試したら、三日間行方不明になったくらいの難易度なのに……』


「誰だよそれ!? その基準は合ってるのか?」


『まあ、正解したんだし、ヒントをプレゼントするわ。箱の中にボールが入ってます。そのボールをゴールに何度もぶつけてみてねぇ〜』


「ちょ……ちょっと待て!! それはもうすでにやったよ!!」


『じゃ、次の問題が出るまで休憩取ります。質問があったら受話器でね〜』


 そう言うと、画面から純化は消えた。



「あれ? もうクイズ終わったの?」


 浴室から服を着たピイコが出てきた。


 のたまんは呆然とした表情でピイコに話す。


「クイズには正解したんですけど、正解して貰ったヒントがもうすでにやり終えたやつだったんです」


「えっ、そうなの!? ふざけてるわね……ちょっと、あんたたち、二人でお風呂でも入ってきなさい。私にいい考えがあんのよ!!」


 ピイコは自信満々な笑みを見せ、人差し指で自分の頭を指し示した。



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