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第8章 純化からの挑戦状

 のたまんは背伸びをして、頭を少し傾け笑顔を見せた。


「気持ちが落ち着きました。正直怖かったのもありました。ひとつひとつクリア出来てるのは嬉しいんだけど、まだまだ先が見えないから不安だったんです」


「私もそうよ。きっと、ホルモン王子もそうだと思うよ。でも、そこは気持ちを切り換えてやってかないと。あの純化ってのをまず、取っ捕まえる」


「ピイコさん頼もしいです!! 三人でやり返しましょう!!」


 のたまんの声に鼓舞されたピイコは大きく頷いたあと、颯爽と受話器を取った。


『プルルル、プルルル』


 呼び出し音が鳴る。


『はーい、何? 注文かな?』と、純化が出た。


「ちょっと……問題はまだ? 待ってんだけど……」


 ピイコはそう言うと、のたまんにに向かってチロっと舌を出した。


『ちょっと待ちなさい。まだ問題がここに来ないのよ。私もどうしたもんかと……』


「あんたが適当に問題作ったらいいでしょう!!」



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