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第8章 純化からの挑戦状

『なんなのあなた……わかった、10分待って。複雑な問題作ってあげる』


「かかってこーーいって!!」


 おばさんを嘗めるなとばかりに、叩きつけるように受話器を戻す。


「どうでした?」


「10分ほどしたら問題が出るんだって……やってやろうじゃない! さあ、早く出てこいホルモン王子!! あんたが答えなきゃ先に進まないよ!!」


 結局、ピイコも人任せだった。



 ホルモン王子は本当に早く出て来た。


「気持ちゆかっつぁ〜、いい湯でした」


「ちょっと……早すぎない? 本当に洗った?」と、ピイコは顔をしかめながら言った。


「洗いましたよ!! 長風呂きらいだから、いつもこんなもんですよ」


「こんなもんて……せっかくお風呂入って、もったいないわよ。もっと綺麗にしなきゃ……レディの前だし」


「でも、結局は汚れたパンツ穿かなきゃならないんだぜ。それだけですでに汚いじゃん。気持ちの問題だよ!!」



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