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第8章 純化からの挑戦状

「あ、そうだ問題よ、問題!!」


 ピイコは思い出した様に、パチンと手を叩く。


「あなたがお風呂から出る前に、純化に電話したのよ」


「なんて?」


「問題を早く出せと」


「はぁ……」


「だからホルモン、頑張って!」


「俺がかっ!?」


 まさか、ここで自分に降りかかるとは思ってもみなかった。


「なんで俺が……」


 ホルモン王子は口を尖らせて言った。


 のたまんが、キュッとホルモン王子の右手を掴んだ。


「!!」


 心做しか、微かにドキッとした。


「ホルモンさん、直感あると思います。さっきのしりとりも当てたじゃないですか。大丈夫です。それに、私も考えますから」


「え……は、はい」


 ホルモン王子は胸のドキドキが止まらなかった。


「さて、注文しますか」


 ピイコはそう言うと受話器に手を伸ばした。



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