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第8章 純化からの挑戦状

「あれ? まだ注文してなかったんですか?」


「三人そろってから、メニュー見て決めようと思ったのよ」


「いや……適当でいいじゃないですか」


「なんでもいいの? じゃ、勝手に決めるからさ」


 大丈夫かこの人……と、ホルモン王子は思った。


 ピイコが受話器を取ると、再び呼び出し音が鳴る。


『プルルル、プルルル……カチャ』


『はいはーい、純化です』


「炒飯とポテトフライ三人前頼むよ」


『えっ!? 注文? ちょっと待っ』


『ガチャン!!』


「これでOK」


 OKなのか? と、のたまんとホルモン王子は思った。



 しばらくして、画面に純化が映る。


『待たせたわね!! 問題よ!』


 そう言うと、フリップにマジックペンで書かれた問題を出した。



 16 36 18 8 54 64 25 20

<この数字の中で次の文章に合う数字を当てなさい>

 西のライオンは午後に食べる肉が好き




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