テキストサイズ

BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

 のたまんが後ろから、ホルモン王子の右肩にそっと手を乗せた。


「ホルモンさん、凄いと思いますよ。あんな問題を瞬時に答えられるなんて……」


「よくよく考えたら、あんなの子供向けだよ。俺はピイコさんのお腹に書かれた暗号とか……お風呂にお湯入れたら何か起こるとかは、考えつかなかった」


「お風呂は、41268が、良い風呂屋と読めたから風呂屋の様にお湯溜めたら何かなるかなって、思っただけよ。私のは本当に直感。ホルモンさんは違う。的確に答えを出してる」


 のたまんはホルモン王子の前に立ち、キュッと手を握る。


「間違えてないから。ホルモンさん、間違えてない。戦いましょう。出ましょう。三人で……」


 ホルモン王子は顔をしかめながら、俯き加減に頷いた。


「二人の若い天才がいるから大丈夫だね。なんか、勝てそうな気がする」と、ピイコが高笑いしながら言った。



『バターーーン!!』



ストーリーメニュー

TOPTOPへ