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BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

 突然、扉が自動的に閉った。


 三人は同時に体をビクつかせ、一斉に扉の方を見た。


「な……なに?」


 ホルモン王子はドアに近寄り、取っ手を握る。だが、うんともすんとも言わない。


「うわっ、硬い!! 開かない」


 その声に、のたまんも近寄り、同じ様に取っ手を握る。


「なにこれ!? ガッチリ閉まってる」


 扉は微動だにしない。


「ねぇ、それってどういうこと? 閉じ込められたの?」と、ピイコが心配そうに聞いた。


「わかりません……これも何かの仕掛けなんですかねぇ?」


 ホルモン王子も頭を傾げる。


 扉の向こう側から何かの機械的な音が聞こえた。


 まるでロボットが動く時に出る音の様に『ウィーーン、カシャン』と、いったような音だ。


 途端に三人の心中に不安が積もる。



『ガチャン』



 のたまんが握る取っ手が動いた。


「あ……開きそうです」



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