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BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

 のたまんはそう言うと、ゆっくりと扉を引いた。


 部屋を見て、のたまんは「あっ!!」と、声を上げる。


 テーブルの上には大きな皿に乗せられた大盛りの炒飯と、紙の器に入った大盛りのフライドポテトがあった。


 部屋中に、ホワッと炒飯の香りが漂う。


「ピイコさん、ホルモンさん、注文したものがありますよ」


 のたまんはそう言うと、隣のその部屋に入っていった。


 テーブルの上には、それが乗っているだけで他にはなんの変化も無い。


「え……て、ことは注文が届いただけってこと?」


 ホルモン王子は不思議そうに入ってきた。


「じゃあ、どこから持って入ってきたの!? なんで? あ……しまった、作戦失敗だぁ」


 ピイコはそう言うと頭を押さえた。


「やっぱり、これって人が持って入ってきてるでしょ。スプーンが3本キレイに並べられてあるし……」


 のたまんは状況を見て的確に判断をする。


「そうよねぇ、ただ、取り分ける皿が付いてないのは、気遣いがなってないわね」



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