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BOXルーム

第8章 純化からの挑戦状

 ピイコはそう言って座り込むと、ヒョイとポテトを1本つまんで、口に入れた。ハフハフと白い湯気を吐きながら、至福な表情を見せる。


「うん、揚げたて。おいひ〜、毒は入ってないわ。ヌホホホ」


 それを見ていたホルモン王子がピイコに詰め寄った。


「おい、ピイコさん。呑気に食ってる場合じゃないだろ!! あんたさっき、いい方法があるから注文するって言って、結局失敗してんじゃんか!!」


 急に怒りだしたホルモン王子に、のたまんは驚いた。


 ピイコはそんなことお構い無しにポテトに手を伸ばす。


「そんなイライラしてもはじまらない。お腹空いてるでしょ? 食べましょ」


「話聞けよ!! 誰がどこから入って来てどうやってこれを持ってきた!? あんたこれを調べるために注文したって言ったよな。答えろよ……」


 そう言ってテーブルの端を『バン!!』と、叩く。


「解るわけないでしょ!! 戸は閉まったまんまで、こっちの様子を見ることできなかったのに!」



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