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第8章 純化からの挑戦状

 ピイコはそう言って、炒飯を口に運ぶ。


 のたまんは俯いて黙っていたが、顔を上げると笑顔を浮かべてピイコを見た。


「じゃあ……今は彼に付きます。私は絶対三人でここを出たいから……出る時は、三人で出ましょう!」


「無理しなくていいよ。元から赤の他人同士で、今日初めて会った者ばかりなんだし。若い者は若い者同士の方が息が合うって。ほら、向こうで画面見ながらおそらく泣いてるよ」


 ピイコは隣の部屋の奥を指差した。


 画面に向かって、仁王立ちしているホルモン王子がいる。



「チクショー、バカにしやがってよ……俺一人でやってやるからなぁ……くそ!!」


 本当に泣いていた。



 のたまんはゆっくりと、ホルモン王子に近寄った。


「ホルモンさん……大丈夫ですか? みんなで頑張りましょ」


 のたまんに慰められ、ホルモン王子は手で涙を拭う。



「あぁ……だ、だ、大丈夫さぁ……ピイコさんに付いてかなくていいの? 女同士で考えないの?」



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