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「どうしたの？　急にここに来て」と、ピイコが言った。


「純化め……ふざけやがって……一刻も早くやつに引導を渡してやる……何を見落としてんだ？　風呂場の中にまだヒントがあるってのか!?」


「どうしたんですか？　さっきと様子が違いますよ……なんか、怖い」と、のたまんは心配そうに言った。


「ムカついてきたんですよ……バカにしやがって……確かにあの答えじゃ解りやすかったかもしれない。何かヒントの見落としがある。それを探さないといけないんだ。モタモタしてられない。スパッとやつとの決着をつけたい!!」


　のたまんとピイコはただ、見ているしか出来なかった。だが、受話器を置いた瞬間に走るように浴室に向かったホルモン王子に多きな期待があった。


　洗面台や脱衣室まで隈無く探し注意深く調べる。何がヒントになっているのかもわからない。ゼロからの再スタートだ。


『ガラガラガラ』



　浴場のドアを開けた。