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BOXルーム

第9章 激進!!

「お風呂そのものがヒントなのかな?」と、のたまんがポツリと言った。


「どう言うことよ?」と、ホルモン王子が尋ねる。


「出現させるのに一番難しかったのはこのお風呂だったから……単純に考えただけです。ごめんなさい」


「でも、そんな考え方でいいんじゃない? 私なんか何も思い付かない。いい風呂屋くらいじゃない?」と、ピイコは首を左右に曲げコキコキと鳴らした。


 そして、自らの肩を拳を握って叩き出す。


「もう、肩こるわ!! 風呂屋だったらマッサージチェアでも置けって!!」


「でも、銭湯にはマッサージする所ありますよね。やってもらうと気持ちいいですよね」


「あら、のたまんちゃんは若いのにしたことあるの? でも、個人でやってる昔の銭湯にはそんなの無かったわよ。今はスーパー銭湯になって広いスペースあるから中に飲食店があったりするけど、昔はミカン水とかコーヒー牛乳飲むくらいだったのよ」


 ピイコは懐かしそうに話す。


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