BOXルーム
第2章 F☆MIX
「あのアロマテラピーに、睡眠効果の何がが入っていたとするなら……」と、まりんが言うと、るかは鳴らない指を、スカッと鳴らし「そうよ!! それに、あなた全裸だから絶対触られてるわよ!!」と、言い出した。
「嫌だぁ〜、最悪……」と、まりんは毛布で頭も隠した。
なぜか、下里と桃太郎は股間を押さえながらしゃがみこんでいた。
「つまり、私達は誰かに顔を知られてるってことだよね。でなきゃ、同じエフミの利用者で、同じコミュニティのオフ会参加者ばかりが閉じ込められるって変じゃない」と、るかが言う。
「僕はみなさんの名前は判りませんでした。BOXルームのオフ会開催ってあって、面白そうだから参加したんです。書き込みとかなんも見てないですから……」と、言って、桃太郎は自分のポケットをポンポンと叩く。
「あれ……携帯、携帯」
「桃太郎さん、どうしたんですか?」
「いや……電話が……」
携帯電話を探していたのだが、どのポケットにも入っていない。
「やられた……携帯も財布もありませんよ……」
「嫌だぁ〜、最悪……」と、まりんは毛布で頭も隠した。
なぜか、下里と桃太郎は股間を押さえながらしゃがみこんでいた。
「つまり、私達は誰かに顔を知られてるってことだよね。でなきゃ、同じエフミの利用者で、同じコミュニティのオフ会参加者ばかりが閉じ込められるって変じゃない」と、るかが言う。
「僕はみなさんの名前は判りませんでした。BOXルームのオフ会開催ってあって、面白そうだから参加したんです。書き込みとかなんも見てないですから……」と、言って、桃太郎は自分のポケットをポンポンと叩く。
「あれ……携帯、携帯」
「桃太郎さん、どうしたんですか?」
「いや……電話が……」
携帯電話を探していたのだが、どのポケットにも入っていない。
「やられた……携帯も財布もありませんよ……」