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BOXルーム

第13章 るかと桃太郎

 一人はかなり酔っ払ってフラフラになり、もう一人に肩を貸してもらって、やっと立って歩いている状態だ。


「もう、何を飲んだらここまで酔うするんでしまうしますか?」


「あぴらはかつけせのぴるぺら〜〜」


「わかったしましたから、早く部屋に行くします」


 どうわかったのだろうか?


 まりんはこの男の顔を見ていない。


「なに、この変な日本語の二人?」と、真綾の耳元で小声で聞いた。


「あの人、ここの執事らしいんですが……双子だったんですね」と、真綾が答えた。


 それを聴いてホルモン王子が言った。


「僕達がいた所でもあの人見ました。日本語よくわからないですね」


「あ、日本人らしいですよ」


「えっ!?」


 二人のムエちゃんは、そのままふらつきながら通りすぎて行った。




 一方、なんとかシェルター1から脱出した下里、るか、桃太郎の三人は床下の階段にいた。



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