BOXルーム
第13章 るかと桃太郎
目に入ったのは、階段の側にあった廃棄予定のスクーターだった。
「え? え? 誰のバイク? 乗れるのかなぁ?」
るかはなんの躊躇も無くスクーターにまたがった。
「るかさん、危ないですよ……ここにある物って何があるかわからないですよ……」と、桃太郎が心配そうに言った。
「なに言ってんのさぁ、私達三人は久しぶりに登場したのよ!! 最初からスパークしていかなきゃ!! だよね、野グソ!!」と、スクーターにまたがって、はしゃぎながら下里に同意をもとめる。
「誰が野グソですか! 僕はゲリベンです!!………あ、違う、シーモンです!! 下里勉です!!」
「キャハハハ♪ 乗った乗った!!」
下里はすっかり、るかのペースに乗せられていた。
だが、それを冷静に見る桃太郎が空気をぶち壊す。
「むっちゃパンクしてますね。キーが付いてないので、まず動かない。後ろにおかもちが設置されてることから、これに乗って料理を運んで来たんでしょう。そしてパンクしたから、バイクをそのままに……」
「え? え? 誰のバイク? 乗れるのかなぁ?」
るかはなんの躊躇も無くスクーターにまたがった。
「るかさん、危ないですよ……ここにある物って何があるかわからないですよ……」と、桃太郎が心配そうに言った。
「なに言ってんのさぁ、私達三人は久しぶりに登場したのよ!! 最初からスパークしていかなきゃ!! だよね、野グソ!!」と、スクーターにまたがって、はしゃぎながら下里に同意をもとめる。
「誰が野グソですか! 僕はゲリベンです!!………あ、違う、シーモンです!! 下里勉です!!」
「キャハハハ♪ 乗った乗った!!」
下里はすっかり、るかのペースに乗せられていた。
だが、それを冷静に見る桃太郎が空気をぶち壊す。
「むっちゃパンクしてますね。キーが付いてないので、まず動かない。後ろにおかもちが設置されてることから、これに乗って料理を運んで来たんでしょう。そしてパンクしたから、バイクをそのままに……」