BOXルーム
第13章 るかと桃太郎
桃太郎は冷静な口調でそう言った。
「ちょっと桃太郎!!先にあの二人(まりん、松)も出て行ってるんだよ!!」
「でも、どんな目に合ってるかわかりませんよ!!」
「そんなこと言いながら、本当はこの先を行くのが怖いんでしょ!」
「そんなこと……」
「なら、助けに行きなさいよ。あんた警察でしょ!? 私達二人を守ってよ!!」
桃太郎の作戦はこのスクーターを回収しに誰かが来る。来たら取り押さえて場所を聞き出すつもりだった。
下手に動くよりも安全だと考えてのことだった。
「るかさん、確かにその通りかも知れません。だが、今の私は警察手帳を失った一般人。それも、たった一人です。お二人を守るより、お二人ともに協力していただきたいんだ」
桃太郎の思いを下里は理解した。
「るかさん、僕も桃太郎さんに同意見です。三人でもう少し様子を見ましょうよ」
下里は、るかの目を見て、穏やかにそう言った。
「ちょっと桃太郎!!先にあの二人(まりん、松)も出て行ってるんだよ!!」
「でも、どんな目に合ってるかわかりませんよ!!」
「そんなこと言いながら、本当はこの先を行くのが怖いんでしょ!」
「そんなこと……」
「なら、助けに行きなさいよ。あんた警察でしょ!? 私達二人を守ってよ!!」
桃太郎の作戦はこのスクーターを回収しに誰かが来る。来たら取り押さえて場所を聞き出すつもりだった。
下手に動くよりも安全だと考えてのことだった。
「るかさん、確かにその通りかも知れません。だが、今の私は警察手帳を失った一般人。それも、たった一人です。お二人を守るより、お二人ともに協力していただきたいんだ」
桃太郎の思いを下里は理解した。
「るかさん、僕も桃太郎さんに同意見です。三人でもう少し様子を見ましょうよ」
下里は、るかの目を見て、穏やかにそう言った。