BOXルーム
第14章 シェルター2
るかは恐る恐る、後ろを振り向く。
「……え!?」
体が硬直した。
そこには、地べたを這うタイ国籍風の男が、奇声を発しながらこちらに向かってくる。
真っ赤な顔で虚ろな目、歪んだ表情に口から異物を吐く。
「!!!!!」
るかは言葉を失う。
ここはバイオハザード?
壁にもたれながら、そのモンスターに目を奪われる。
そいつは力なく震えながらナメクジの様にズリズリと近寄ってくる。
「喰われる……」
るかは溢れ出す涙と震える身体に耐え、壁に我が身を預けるしかなかった。あまりの恐怖に体が硬直して動けない。
「さまわるくにいちにはなまだぎぺ〜〜飲みすぎするしたよ〜」
そいつはそう言い残し、るかの目の前をズリズリと通りすぎて行った。
「……助かった?」
安堵の表情を浮かべ、床にペタリと座り込んでしまった。
「……え!?」
体が硬直した。
そこには、地べたを這うタイ国籍風の男が、奇声を発しながらこちらに向かってくる。
真っ赤な顔で虚ろな目、歪んだ表情に口から異物を吐く。
「!!!!!」
るかは言葉を失う。
ここはバイオハザード?
壁にもたれながら、そのモンスターに目を奪われる。
そいつは力なく震えながらナメクジの様にズリズリと近寄ってくる。
「喰われる……」
るかは溢れ出す涙と震える身体に耐え、壁に我が身を預けるしかなかった。あまりの恐怖に体が硬直して動けない。
「さまわるくにいちにはなまだぎぺ〜〜飲みすぎするしたよ〜」
そいつはそう言い残し、るかの目の前をズリズリと通りすぎて行った。
「……助かった?」
安堵の表情を浮かべ、床にペタリと座り込んでしまった。