BOXルーム
第14章 シェルター2
『カラカラカラ』
平家の引き戸のような軽い音と共に、扉が横に開く。
そこには、メガネをかけた黒いタキシード姿の、30代の男性が立っていた。
男は一呼吸すると「るかさんですね」と、言った。
突然、名前を呼ばれたるかは驚いた。
「えっ? はい、そうですが……」
「私と一緒に来て頂きましょう」と、男は出入口の方を示して言った。
るかは動転して目を見開いた。
「えっ? なに、なに? なにされるのよ……」
「手荒なことは一切いたしません。とにかく、私と一緒に……」
「なんで!? 逃げたから? この部屋に来たから? 理由言って!! どこに行くのよ!? ねぇねぇねぇねぇねぇ」
「うだうだうるさい!! さっさと来なさい!」
るかは、男に腕を掴まれ強引に、その部屋から引き摺り出される。
「助けて!! 何よ馬鹿!! 理由説明しろよクソッタレ!!」
平家の引き戸のような軽い音と共に、扉が横に開く。
そこには、メガネをかけた黒いタキシード姿の、30代の男性が立っていた。
男は一呼吸すると「るかさんですね」と、言った。
突然、名前を呼ばれたるかは驚いた。
「えっ? はい、そうですが……」
「私と一緒に来て頂きましょう」と、男は出入口の方を示して言った。
るかは動転して目を見開いた。
「えっ? なに、なに? なにされるのよ……」
「手荒なことは一切いたしません。とにかく、私と一緒に……」
「なんで!? 逃げたから? この部屋に来たから? 理由言って!! どこに行くのよ!? ねぇねぇねぇねぇねぇ」
「うだうだうるさい!! さっさと来なさい!」
るかは、男に腕を掴まれ強引に、その部屋から引き摺り出される。
「助けて!! 何よ馬鹿!! 理由説明しろよクソッタレ!!」