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BOXルーム

第15章 真相

「ご安心下さい。犯人は取り押さえました」


 ルキアがそう言うと、全員が安心するような表情を見せた。


「よかったぁ〜、ビックリしたぁ〜」


 ももっちは脱力して膝を落とした。


「犯人を連れてきなさい!!」


 ルキアがそう言うと、ボディーガードの一人が、壁の奥にあるドアから出て行った。


 すると、ロープに繋がれた一人の女性が、ボディーガードと一緒に現れた。



 連れて来られたのは、るかだった!



「る……るかさん!!」


 まりんは思わず声を上げた。


「違う!! あの人はやってない! だって、何もない部屋で女性が一人で、どうやってあんな大きな人を殺せるって言うのよっ!」


 まりんは必死にルキアに訴えた。るかは違うと……。


「そうだよ!! なんの証拠があって私が犯人なのさっ!!」


 るかは体を揺らしながら叫んだ。


「よろしい、あなたがやったって証拠を見せてあげる」


 ルキアが手で合図をすると、ケンちゃんがリモコンで操作をはじめる。



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