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第15章 真相

「そうよ、それにこれは明らかに正当防衛よ! あのままじゃ、広海ってやつに何をされてたかわからないじゃない!!」


 まりんもるかに助勢した。


「ねぇ、私責められてるんだけど、なんでよ?」


 ルキアはボディーガードやケンちゃんに、救いを求めた。


 ケンちゃんはもう一度映像を流した。


「証拠はここにあります。ここからは我々よりも、警察の方に話を纏めてもらうしかないです」


 ケンちゃんは大きなお腹を揺らしながら言うと、るかは縛られたまま激しく抵抗した。


「ふっざけんなバカ野郎!! そんな無茶苦茶な話があるかよ!! こいデブ!! お前にも蹴り入れてやるぅーー!!」


 るかの声が部屋に響き渡る。



「では、話を聞きましょう!!」


 なぜか、ももっちが全員の前に出た。


「あの、ももっち様。まだ出番は……」と、ルキアが言いかけると、ももっちは持って来たバッグの中から、警察手帳を出した。



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