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第15章 真相

「これが目に入らない? 私が警察の方がたになのよ」


 何を緊張したのか、セリフを噛みまくりだった。


「え! ももっちさんが!? 嘘……」と、真綾が驚きの表情を見せた。


 のたまんは小声でピイコの耳元で言った。


「なんか凄い展開になっちゃいましたね……」


「これ、どうなんのよ……おかしなことばかりだわ」と、ピイコも頭を捻る。


「え、本物の警察がいたするしましたか!!」


 ムエちゃん2号がももっちを指差した。


「どうもいろんな意味で調べる必要があるわね……ここは婦人警察官ももっちにお任せあれぇ〜〜!!」


 ももっちは自分に酔いしれていた。ギャラリーの前で演技をする。なんて気持ちがいいんでしょう。


 だが、冷ややかな目で見ている者がいた。


「なぁ、ピイコさん、のたまんさん、あの人どこかで見たよね」


 ホルモン王子が冷たい目で二人に尋ねた。



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