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第16章 ルキア

「待って!! 待って!!」と、ルキアが松を止める。


「あの、言わせて……実はクイズとかヒントとかを出す進行と、電話や注文の受付けをこの純華さんに頼んでたんです。でも……」


「でも、なんだ?」


「彼女、ガスを沢山吸っててなかなか起きてくれなかったの……だから、私が代わりに……」


「きさまが純化かこの野郎!!」と、ホルモン王子がルキアに飛びかかろうとする。


「やめとけ!! 気持ちはわかる。やめとけ」


 桃太郎は冷静にホルモン王子を止めた。


「お前なぁ、あんな酷い仕打ちして、ご馳走だすから冗談でしたって、そんなもんで済むと思うのか!!」


「やめろって、とにかくルキアさんの言い分をすべて聞こうじゃないか」


 桃太郎はホルモン王子の肩をポンポンと叩く。


「てか、あんた何者なんだ? あんな地下通路作ったりおかしな装置作ったり……あれ、なんの目的で作ったんだ?」



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